研究コラム
菊池郡大津町のS様邸にてイエ白蟻駆除|まさかの雨漏りでシロアリの被害が拡大!さらには・・
菊池郡大津町のS様邸にお伺いさせていただき、イエ白蟻の駆除を施工させていただきました。
今回、白蟻を発見するきっかけとなったのが「外壁塗装」の工事になります。
S様のお宅は外壁塗装のため足場が組まれている状態で、2階のバルコニー(ベランダ)の外壁にひび割れがあったことから、まずはその部分を補修することになりました。
外壁の割れ目からは長年、雨水が入り込んでいたようです。
そして、外壁の一部をはがすと下地(木材)の腐れがひどく、同時に白蟻の被害も発見されたことから当社にて調査をさせていただくことになりました。
床下にはシロアリの侵入経路となる大きな蟻道を発見しました。
左側に小さな蟻道・右側に大きな蟻道
2階の雨漏りを察知しているかのように、ちょうどその雨漏り箇所の真下に蟻道を作って侵入しています。
蟻道は地面から一直線に床下の木部に到達しています。
12月寒い季節にもかかわらず、蟻道内ではイエ白蟻が上下に行き来をしていました。
実はシロアリは冬眠をしないんです。
S様からは『早急に駆除をしてください』とのご依頼をいただき、後日あらためてお伺いをさせていただきました。
2階バルコニー周辺の壁をはがした部分になります。
木部は雨漏りによる腐朽とシロアリ被害でおおきなダメージを受けていました。
長期間雨漏りをしていた様子で、木部には白色腐朽菌が発生していました。
角の通し柱にも被害があり、もう少し発見が遅れていれば取り返しのつかない事態になっていたかもしれません。
そして、今回の被害はバルコニー周辺だけではありませんでした。
事前に行った調査の段階で、浴室の壁にもイエ白蟻の巣が見つかっていたため、こちらも壁を解体することになりました。
浴室の出窓部分。
窓下の湿気がたまる部分は最もシロアリ被害に遭いやすい傾向があります。
浴室出窓の屋根部分。茶色いかたまりは白蟻の分巣になります。
シロアリは壁内部の空間に食べた木のカスや土を運んできて巣を作ります。
当然、浴室の天井裏にも被害が達していました。
被害箇所はもちろんのこと、木部の継ぎ目(木口)は入念に処理を行いました。
ここまでの被害になっているにも関わらず、
S様は『我が家にシロアリがいるなんて思ってもみなかった』
とのことでした。
シロアリは皆さんの知らず知らずのうちに侵入し、被害を拡大し続けているかもしれません。
ご存知のとおり、シロアリは湿気(水分)を好むため、屋根や外壁からの雨漏り、浴室の壁タイルのひび割れなど、少しでも心当たりがある方は特に注意が必要です。
もしも心配な方は、どんな些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談いただければ幸いです。
調査・お見積りはもちろん無料です。
しつこい営業は一切ありませんので、ぜひとも当社にお任せください!