施工事例
【自分で行う白蟻調査・シロアリ駆除】の方法について
『なんとか自分自身でシロアリ対策を行えないものか』
自分でできるシロアリ点検、対策のコツ、注意すべきポイントなど
できる限りわかりやすくご説明させていただければと思います。
それではさっそくご説明させていただきます!
自分でできるシロアリ点検と対策
まずは、シロアリの有無を確認する方法について、私自身が実際に行っている調査の方法を元にお話しします。
シロアリを駆除する上でもっとも重要な事として、
『シロアリの侵入経路、そしてどこまでシロアリ被害が広がっているのか』
を知ることからとっても重要です。
一般的な住宅の場合
調査を実施する場所とその順序は次のとおりです。
①建物の外周
②床下
③室内
④天井裏(必要に応じて)
では順番に解説して行きます。
1.建物の外周
建物外周は一番簡単に確認ができる部分になりますので、ここはしっかり押さえておきたいですね。
白蟻発見のポイントはなんといっても『蟻道』を見つけることです。
基礎表面の蟻道
この写真のように地面から基礎の表面に上がっている茶色い線が『蟻道』です。
『蟻道』はシロアリが土や食べかす、糞などを固めて作ったトンネル状のもので、外敵などから身を守りながら移動するために作ります。
この『蟻道』が見つかった場合は、すでにシロアリが建物内に侵入し、被害を与えている可能性が非常に高くなります。
基本的に白蟻は地中に巣を作り活動していて、エサや水分を求めて移動しています。
移動の際には必ず『蟻道』作りますので、その『蟻道』を発見することがシロアリ発見の一番の近道です。
蟻道を崩すと白蟻が移動していることがわかります。
建物の外壁沿いに荷物を置いていると、その部分が影となり風通しも悪くなってしまうことから注意が必要です。
特に換気口周りは床下の通風にも影響しますので、大きな荷物を置くことは控えましょう。
家の周りをスッキリときれいな状態に保つことで、蟻道を作りにくくし、シロアリの侵入を防ぐことに繋がります。
ウッドデッキ・その他構造物
ウッドデッキ下やエアコンの室外機、物置など、どうしても動かせないものに関しては定期的ににその周囲を点検して、蟻道ができていないかを確認する必要があります。
木製のウッドデッキはそのもの自体がシロアリのエサになりますので、老朽化による水腐れが出ないように塗装などのメンテナンスを定期的に行いましょう。
エアコンの室外機周りは影になりやすいだけではなく、エアコンが作動中にはドレンホースからの排水によって、常に湿気を保った状態になります。
できればドレンホースを長めにして、建物周りに湿気がたまりにくいようすることをおススメします。
木製の塀・フェンス
木製の塀やフェンスなどもシロアリの食害を受けます。
表面に蟻道がないかをよく観察して下さい。
金属や樹脂製のフェンスであれば、直接シロアリ被害を受けることがないためおススメです。
樹木・立杭
庭先の樹木、木を伐採した後の切り株を点検してみましょう。
シロアリは生きている木にも侵入して被害を与えます。
シロアリが好む樹木については過去にご紹介したコラムがありますので、こちらを参考にしてください。
樹木の表面が腐れかかっている場合や、葉っぱが落ちて枝が枯れ始めている場合には根っこにシロアリが生息している可能性があります。
木の内部にシロアリの生息がある場合で、詳しく調べたい場合には樹皮を少しだけめくってみて下さい。
シロアリは木の柔らかい部分(樹皮のすぐ裏側)に潜んでいることが多いためシロアリを発見できるかもしれません。
また、樹木を支えるための木杭も白蟻の被害を受けやすいため、樹木と一緒に確認してください。
樹木が大きく成長していて、支える必要が無くなっている場合は木杭は撤去しましょう。
切り株
大きな木を伐採した後の切り株は特に注意が必要です。
根元にイエシロアリなどが巣を作ることも多く、可能な限り根っこまで引き抜いて撤去すること対策になります。
しかし、大木ともなると簡単には行きませんので、定期的に点検するとともにシロアリが見つかった場合には早急に対処する必要があります。
その他シロアリのエサになるもの
その他にもシロアリのエサになってしまうものとして、木片や段ボール箱、新聞紙などは長期間にわたって放置せず、その都度処分して行くことが理想的です。シロアリを寄せ付けないための基本となります。
2.床下
それでは、次に床下の点検についてご説明します。
床下点検に必要な道具
まず、床下を点検する際に準備していただきたい物は、
・懐中電灯(できる限り明るい物)
・マスク(ほこりやカビを吸い込まないよう)
・汚れても良い服装(長靴・軍手・帽子)
・マイナスドライバー(柱や土台を叩いたりつついたりするのに役立つ)
・カメラ(携帯電話などで写真を残しておくと便利)
は最低限の道具としてそろえておいて下さい。
床下へは台所や、脱衣場などにあらかじめ作ってある床下収納庫(点検口)から入ることができます。
また、床下収納庫が作ってない場合には和室の畳をあげて、さらにその下の床板をはがす必要があります。板は釘が打ってあることが多いためその釘を抜く作業が必要になります。
釘を抜くためには、ハンマーやバールなども用意しないといけません。
場合によっては電動マルノコを使用して、板を切り開けることもありますが、
初めて使う方は大変危険ですのでおススメしません。
点検前に気をつけること
床下は皆さんが思っている以上に狭く感じ、慣れていないと動きが取れなくなることもあります。点検の際はできる限り一人では行わず、どなたかに立ち合いをお願いしましょう。
くれぐれも万が一の事故に繋がらないように十分注意して行ってください。もしもの際には携帯電話ですぐに連絡が取れるようにしてください。
特に夏場は熱中症を防ぐため、途中で水分補給ができるように事前に準備しておきましょう。
シロアリ被害の見つけ方
それでは床下に入る準備が整いましたら、点検の方法、チェックするポイントをご説明します。
床下においても建物外周と同様に、白蟻発見のポイントは『蟻道』です。
このような、わかりやすく大きな蟻道でしたら、おそらく誰でも発見することは可能でしょう。
小さな蟻道も見落とさないようにいろんな角度からしっかりと観察しましょう。
発見が難しいケース
しかし、建物外周の時と違い、床下では『様々なケースでシロアリが侵入』して来るため、単に地面から上がってきている蟻道を見つけるだけでは不十分です。
実際に『様々なケース』とは次のような一例です。
・玄関土間タイル下や勝手口土間からの侵入
・浴室洗い場下からの侵入
・基礎のヒビ割れ・換気口周りからの侵入
・水道管のカバー内を通じての侵入
・増築部分などて建物の構造上、入っていけない箇所からの侵入
など、表面だけでは気が付きにくいことが多々あります。
一例として次の写真を参考に見てみて下さい。
水道管カバーからヤマト白蟻が侵入
水道管カバーから侵入した後に、床根太を食害
玄関土間から侵入し、断熱材を食害
同じく玄関土間から侵入し、上がり框を食害中。表面上はキレイにしているように見えますが
実際には木材内部が空洞化していて気が付きにくいこともあります。
その他に、増築をされている建物の中には床下がつながっていない(点検できない)ことも多くあります。
せっかく床下にもぐってもそれらの場所には入れないため、結果として白蟻を見落としてしまうことになってしまいます。
一例になりましたが、このようなケースではシロアリの被害を見落としてしまう可能性が非常に高くなります。
経験豊富な専門化であれば、シロアリの侵入経路を予測して点検を行うため見落とすことはまずありません。
床下を初めて点検される方にとっては、かなりの時間と体力を費やすことと思いますが、
とにかく蟻道を見落とさないようにしっかりと目視で点検するとともに木材の表面をマイナスドライバーやハンマーで叩いて、木材が空洞化していないかを徹底的に調べ尽くしましょう。
木材の廃材
新築やリフォーム時に、木材の切れ端や削ったカンナくずなどをそのまま床下に放置してあることは決して少なくありません。
放置されたそれらの木材はシロアリの原因となりますので必ず処分をしましょう。
湿気・腐朽菌
床下の通気が悪く湿気が多い、浴室のタイルやサッシ周りの隙間などから水が漏れている場合は木材に腐れ(腐朽菌)が発生していることがあります。
風通しが悪く、湿気が多い建物で、すでに腐れやひどいカビが発生していると建物の老朽化は元より、シロアリが住みつきやすい環境になっている可能性があります。
床下の通風・湿気については、ご自身で改善させることも可能です。
改善する方法として用いられるのは、主に次の3種類になります。
①防湿シート
②調湿剤
③床下換気扇もしくは除湿器
防湿シート
床下の地面にシートを張ることで、土から上がってくる湿気をシャットアウトします。
シートがずれないようにピンで固定しておくと良いです。
ネットやホームセンターなどで購入できますのでDIYで行うことは可能です。
調湿剤
調湿剤にはシリカゲルやゼオライトといった天然の石を用いたものや、炭を梱包したマット状のものなどいくつか種類があります。
注意点として調湿剤を使用する場合は直接、土の上にそのまま広げるのではなく、先ほどご紹介した防湿シートの上に広げることで効果を長く持続させることができます。
床下換気扇
いくつか種類がありますのでご紹介します。
床下に据え置くブロワータイプ
換気口にはめ込むパネルタイプ
空気を攪拌(かくはん)するタイプ
床下の状況や建物基礎の構造などによって種類や台数を決めましょう。
換気扇はタイマーやセンサーを付けることによって自動で運転、停止を繰り返しますので電源のオン・オフは必要ありません。
※床下換気扇を設置したい場合には、電気工事が必要なため専門業者に依頼してください。
こちらは浴室の土台になりますが、ひどく腐朽しています。
原因はタイルの割れやタイルの隙間から水が染み込んで発生しています。
この場合は浴室内のタイルをよく見て、ヒビや隙間のできている部分にコーキングをすることで水の染み込みを改善します。
コーキングは多少コツが要りますが、材料はホームセンターなどですべて手に入れることができますので、お店の方に尋ねてもらうと良いかと思います。
※コーキングに必要な物(1000~2000円程度で揃います)
・コーキング
・コーキング用のガン
・マスカーテープ(上の写真・青色のテープ)
・ヘラなど
建物の造りにも注意
補足になりますが、近年の新しい住宅に増えているものとして、床下の基礎表面に断熱材を吹き付け、もしくは張り付けた構造があります。
このような構造になると完璧な点検を行うことが難しくなります。
また、シロアリは断熱材も好んで食害するため、そのことも頭に入れて点検する必要があります。
3.室内
床下の確認が終わったら、次に室内の点検になります。
室内では主に床下側から確認できなかった所やすでに白蟻の蟻道や被害のあった所を中心に、以下のような点に気を付けてチェックしていきましょう。
玄関土間
玄関土間では入口ドアの枠木を最も気を付けて見ましょう。
ドアの枠木表面に小さな穴や凹凸ができていたりする場合にはシロアリの侵入が考えられます。
直接、指先で表面を撫でてみたり、軽く叩いて異常が無いかを調べます。
浴室 ※ユニットバスの場合は省略
浴室がタイル張りの場合は、玄関同様に入口枠木をまず確認しましょう。
その後、タイルのヒビや窓周りの隙間に蟻道(土)が付いていないかも合わせて確認します。
勝手口などの土間
玄関以外で土間構造になっている箇所があれば、枠木や壁の表面を目視と打診(軽くたたいて)で入念に確認しましょう。
床下に白蟻被害があった箇所
床下に蟻道や白蟻被害があれば、室内にも被害が広がっている可能性があります。
床の間柱を食害中
柱や床板、ドアや窓の枠木、壁の中などシロアリは広範囲に移動します。
台所のフローリングを食害中
和室の床下に蟻道がある場合は、畳の中にもシロアリが侵入している可能性があります。畳をめくって裏側に蟻道がないかを確認しましょう。
和室全体の畳を内部まで食害中
床下に入れなかった部屋
増築部分など床下から確認できなかった部屋があれば、室内側からチェックするしかありません。
あくまで表面からだけ確認になりますので、確実に白蟻を発見することはできませんので、より時間をかけて、室内のわずかな被害、蟻道を見逃さないようにしましょう。
羽アリの発生
シロアリの羽アリは毎年決まった時期になると巣や被害箇所から飛び立ちます。
熊本県の場合、
『ヤマト白蟻』は、4月末頃から5月のゴールデンウィークにかけて
日中に数百匹から数千匹が群飛します。
真っ黒いヤマト白蟻の羽アリ
↓ ヤマト白蟻の詳しい説明は過去のコラムを参考にしてください。
熊本で4~5月は黒い白蟻が大量発生!熊本県内『ヤマトシロアリ駆除』急増中!
そして『イエ白蟻』は、5月末頃から7月初旬の午後7時から9時ころにかけて
数千匹から数万匹が一斉に群飛します。
茶色いイエ白蟻の羽アリ
↓ イエ白蟻の詳しい説明はこちら
熊本県シロアリ注意報|熊本で茶色い羽アリ『イエ白蟻駆除』急増中!
これらの時期に室内で多数の羽アリ(数百匹以上)を目撃したことがある場合には、すでに建物内に大きな被害が発生している可能性があります。
羽アリの発生は1年を通してもこの時期に1~3回程度で治まることが多いのですが、
羽アリ以外の働きアリ、兵隊アリなどはそのまま継続して建物に生息し被害を与え続けるため早急に対応をしましょう。
4.天井裏
いよいよ最後に確認するのが天井裏になります。
通常、『イエ白蟻』の生息が見られる建物に関しては天井裏の確認がとても重要になります。
『ヤマト白蟻』の場合には被害の状況によっては、天井裏までの確認が必要ないこともあります。
※ただ、これについては皆さんご自身での判断は極めて難しいので、今回はどちらの種類のシロアリでも念のため確認していくという前提で話を進めます。
2階建ての建物の場合は2階の天井裏ではなく、1階部分の天井裏(1階と2階の間の部分)が最も重要です。
天井裏では主に柱の上部にある梁(はり)や桁(けた)と言われる部分を点検します。
総2階の建物など形状によっては、1階部分の天井を点検することができない場合もあります。
そういう場合には、天井点検口を新設する必要も出てきます。
まず、天井裏で確認すべき箇所はシンプルに次の3つのいずれかに当てはまる箇所です。
①床下などからイエ白蟻が侵入している柱や壁の上部
②床下からシロアリ被害の確認ができない箇所の上部(玄関やポーチ柱、タイル張り浴室など)
③雨漏りしている可能性のある箇所
それでは詳しく解説します。
白蟻が侵入している柱や壁の上部
床下を点検した際に、地面から蟻道が上がりそのまま床下だけに被害が広がるケースとは別に、柱や壁内へ蟻道が伸びて行っている場合には、その箇所のそのまま上部の天井裏を確認する必要があります。
この蟻道のような場合には見るからに、柱をつたって天井方向に蟻道を伸ばしていると思われます。
床下からシロアリ被害の確認ができない箇所の上部
イメージしにくいと思いますが、わかりやすく例を出しますと以下のような箇所の上部にあたる天井裏は確認を必要とします。
玄関土間
玄関外のポーチ柱
タイル張り浴室
勝手口などの土間
バルコニーの柱
この部分の天井裏の確認が必要な理由は、床下からシロアリ被害が確認できないため、もしかすると壁や柱の内側をつたって天井裏までシロアリ被害が進行している可能性があるからです。
私自身、わずかでもシロアリの兆候が見られる場合にはこれらの部分まで徹底的に点検を行います。
雨漏りしている可能性のある箇所
最後に雨漏りしている箇所です。
木部の腐れや水染みが無いかを確認します。
ご存知のようにシロアリは湿気を好み、生きていく上では欠かせないのが水です。
特に天井裏やバルコニーの雨漏りを見逃すと、その部分だけでシロアリが繁殖し続け、気が付かないうちに大きな被害に発展します。
台風や大雨時の一時的な雨漏りはそれほど心配する必要はありませんが、日常的な雨による雨漏りはそのまま放置しておくと危険です。
実際にリフォーム中にバルコニーで雨漏りが見つかり、壁をはがしたところ白蟻が侵入していたケースです。
お住まいの方は、全くシロアリに気が付いておらず、それがシロアリの最も恐ろしい部分です。
シロアリを発見した場合のDIY駆除方法
では、シロアリを発見した場合に自分でできる駆除の方法を薬剤の種類と合わせて見ていきましょう。
薬剤について
DIY用の薬剤については市販されているものを種類別に3点ご紹介します。
①エアゾール(スプレー式)
価格は2本セット場合、2000円程度でホームセンターやネットで購入できます。
一般的なスプレー式殺虫剤と同様に使用できます。
部分的、一時的なシロアリ駆除に適しています。
スプレーの先端に取り付けできる細長いノズルが付属しているため、白蟻に食べられている部分に刺し込むようにすると被害箇所に直接吹き込むことができます。
目に見えている被害部分だけではなく広範囲に使用しましょう。
②液剤
価格は1本25,000円前後でAmazonなどで購入できます。
こちらは液体の薬剤になります。薬剤の原液を既定の倍率で希釈(薄めて)使用します。
【例】アジェンダMC 1リットル
100倍希釈のため、薬剤原液1リットルに対して水99リットルを入れ希釈します。
約100L分の薬剤として使用できます。
希釈した薬剤を実際に白蟻被害のある部分や侵入を防ぐ目的で床下の基礎や地面、木部などに散布します。
散布には電動噴霧器をおススメします。
薬剤は白蟻予防の場合で通常1坪(3.3㎡)あたり10Lが使用量の目安となりますので
20坪の建物の場合では約200Lが適正な使用量となります。
また、すでに白蟻被害がある場合にはさらに薬剤量が必要になります。
家一軒に対してシロアリ対策を行う場合にはかなりの量が必要になります。
③ベイト剤(毒エサ)
価格は2000円程度でホームセンターやネットで購入できます。
ベイト剤と言われる薬剤になります。
ベイト剤を直接シロアリの蟻道や被害のある柱、建物の外周などに設置、埋め込むことでシロアリをおびき寄せます。そして、継続的に白蟻にベイト剤を食べさせることで、白蟻の成長を阻害し巣全体を壊滅させる駆除剤になります。
ベイト剤は近年、プロも積極的に使用している効果的な駆除方法になります。
しかし、説明書通りに使用したとしても駆除の効果を判断することが難しかったり、期待した効果が出ないという方も多くいらっしゃいます。
↓ 実際に当社でベイト工法を実施させていただいた例になりますのでこちらも参考にしてみて下さい。
熊本に多いイエ白蟻『ベイト工法』で巣まで徹底的にシロアリ駆除
ベイト剤を使用する上で、一番の注意点は他の薬剤と併用しないことです。
実はこれがかなり重要で、ベイト剤に白蟻を誘い込む必要があるため、先ほどのスプレー剤や液剤のようにシロアリが嫌がる成分の薬剤は絶対に使ってはいけません。
また、シロアリがいなくなるまでに最低でも2から3ヶ月以上かかりますので、気長に辛抱強く使用して行くことが大事です。
ご紹介させていただいた3種類の薬剤は被害の状況・場所などに応じて使い分けを行う必要があります。
誤った薬剤の選定、使用方法によっては中途半端な駆除となってしまい、シロアリが生き残った状態になってしまいますので、くれぐれも表面上の見た目だけでシロアリの有無を判断せず、薬剤についても過信しないようにしましょう。
本当にシロアリがいなくなったのかを疑い続けるくらいの慎重な姿勢が非常に重要です。
最後に
もし現段階でどうしようかと悩まれていらっしゃるのであれば、一度専門のシロアリ業者に点検をお願いすることは全然ありだと思います。
なぜかというとシロアリ業者のほとんどは点検、見積もりは無料なのでそもそも費用一切かかりません。
あとあと営業がしつこそうではない業者が良いかもしれませんね。
実際に専門家の話を聞いた上で、【自分でやれるのか】【業者に任せないと厳しい状態なのか】総合的に判断をしていただければと思います。
シロアリ業者の話を聞いてみようかなとご興味をお持ちでしたら、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
熊本でシロアリ業者を選ぶ前に知っておきたいの6つのポイントを詳しくご紹介しています。
【熊本版】シロアリ業者はこう探せ!熊本で白蟻駆除前に知っておきたい6つのポイント
DIY(ご自身)でのシロアリ点検、駆除は『自己責任』『自己判断』になります。
ご自身でシロアリ対策をされた結果、上手く行かず業者に依頼した時点では想像以上の重大な白蟻被害に発展している場合があります。
↑ お客様が全く気が付かなかった壁の中の白蟻被害
上手く行くこともあるかと思いますが、反対に不十分な対策によって被害を広めてしまうリスクがひそんでいるということだけは念頭に置いていただければと思います。
最後になりますが、当社では白蟻の発生原因から被害の有無を的確に見つけ、最適な工法で駆除を行います。
もちろん調査・お見積もりは無料です。
↑ ありとあらゆる原因を徹底的に調査します。
↑ 工事車両の設備は道具が多く、お客様に大変驚かれることも
お約束としては、しつこい営業はまったくございませんので安心してご相談いただければ幸いです。
ここまで、長文をご覧いただきありがとうございました!
中川シロアリ研究所株式会社 中川智雄